薪のこと

薪ストーブによる暖房

暖かさ

薪ストーブでの暖房の魅力は、遠赤外線効果により、家の中なのに日光浴しているようなやわらかな暖かさにあります。 その熱は天井や壁、床に蓄熱され、時間をかけて放熱されます。1度この心地よさを体験してしまうと他の暖房器具には戻れない、という声もお聞きします。

換気方法

煙突が換気扇の役割を果たすので、一部の石油暖房機のように室内を換気する必要がありませんし、湿気を出さないので、結露の心配もありません。 また、洗濯物がよく乾くので、特に小さなお子さんのいる家庭で喜ばれます。

エコ&アナログな24時間暖房
ほとんどの薪ストーブは非常に少ない空気で熱を長持ちさせる事が出来るように設計されていますので、一晩中、空間を暖めてくれています。ー15℃の朝でも室内は快適な温度に保たれているはずです。
火を焚き続けても危険がないよう、2重断熱煙突の使用に加え、各ストーブ本体に定められている安全基準に則った位置で設置工事をしていますのでご安心ください。 ほとんどの方が、一晩体験された後には『取越し苦労でした。かえって安全な気がします。』と言ってくださいます。

コミュニケーションツール
機種にもよりますが、天板でコトコト煮物を煮たり、熾き火になった炉内でピザを焼いたりと薪ストーブクッキングは家族でみんなで楽しめるコミュニケーションツールです。 なにより、寒い冬、赤々と燃える炎を眺めながらの団欒はこのうえない魅力です。

エコ

薪ストーブはカーボンニュートラルな暖房として地球温暖化防止の一端を担っています。

カーボンニュートラル
薪ストーブと関わる中で、一度はカーボンニュートラルという言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。 カーボンは炭素、ニュートラルは中立という意味なので、「環境中の炭素循環量が中立」となります。
植物は成長する過程で二酸化炭素と水から植物の体を構成する材料を作ります。
そのため、その植物を燃やして二酸化炭素を発生させても、空気中に排出される二酸化炭素はもともと空気中に存在した炭素原子を植物が取り込んだものであるため、 大気中の二酸化炭素全体の増減には影響を与えない。それがカーボンニュートラルです。このような考え方はmorsoホームページでも紹介されています。

また、地球温暖化に対し、温室効果ガスを排出される二酸化炭素を削減し、どうしても削減できない二酸化炭素については植林や再生可能エネルギーなど 二酸化炭素削減にお金を出し差し引きゼロにすることがオフセット(相殺)ということ。ライトベント社がある英国ニューカッスル市では03年、世界初の 「カーボンニュートラル都市」を目指してプロジェクトを始めました。市は情報提供などにより二酸化炭素の削減を促し、オフセットを勧めています。 今、世界ではカーボンニュートラルという考え方に基づくオフセット事業が急速に拡大しています。 温室効果ガスを減らすだけでなく、排出してしまう分をいかに埋め合わせるかが求められる時代になりました。

ていねいな生活

薪ストーブは、人にも環境にも優しい・ていねいな暮らしに価値を置く「ロハス」な人々にも支持される、持続可能なこれからの主要エネルギー源です。

ロハス
近頃、日本でもよく「LOHAS(ロハス)」という言葉を耳にするようになってきました。「LOHAS(ロハス)」とは、 "Lifestyles Of  Health And Sustainability"という英文の頭文字からつくられました。アメリカの社会学者、 ポール・レイ氏と欧米エコロジーグッズ販売のベンチャー企業社長、ジルカ・リサビ氏が、1998年から、全米約15万人を対象に実施した価値観調査から生まれた言葉です。
 「人間の健康と環境の保護を最優先し、持続可能な社会のあり方を追及する、新時代のライフスタイル」というと難しく聞こえますが、 つまり、省エネやリサイクルを心がけたり、スローなエコライフを意識した生活を送ってみるといったことです。 元々はそのような価値観を見出す人を対象に開発されたマーケティングコンセプトのことで、アメリカではマーケティング用語として始まりました。 今、アメリカでは成人人口の約30%にあたる5000万人の人々が、 LOHASに高い関心を持っているそうです。 また、日本に初めてLOHASが紹介されたのは、デンマーク生まれのピーターD.ピーダーセンさんが、'02 年10月に開催したシンポジウムからだと言われています。  今、世の中は、高度成長期以降の従来型の産業構造にとらわれないクリエイティブな仕事や企業が台頭し、 新エネルギー、社会正義、自己啓発などといった新しい価値観について深く関心を寄せる人々が出現してきました。 つまり、LOHASといった考え方は回顧的なものではなく、時代の先端を行く考え方と捉えられています。
 特別なことは何もしなくても、自分らしい生活・自分を癒せる生活がLOHASであり、冬の寒い日に薪ストーブで、 薪を燃やして暖をとり、ゆっくりした時間を過ごす事もLOHASといえるでしょう。

他の暖房器具との違い

薪ストーブによる暖房は、遠赤外線効果によるやわらかな暖かさはもちろん、他の暖房器具にはない魅力が沢山あります。

薪ストーブの楽しみ方

「薪ストーブクッキングをしたい!」「1日の薪の投入イメージが湧かない…」「どんなお手入れが必要?」そんな疑問に答えます。

薪ストーブの種類

沢山の薪ストーブの中から、自分にあったストーブを選ぶにはどこに注目すれば?6つのポイントのご紹介です。

煙突のこと

薪ストーブ本来の性能を引き出すのに欠かせないのが2重断熱煙突。その重要性をご紹介します。

薪ストーブの歴史

石器時代の焚き火にはじまり、開放式の暖炉を経て、最近主流の薪ストーブまで、炎と人間の暮らしを辿ってみましょう。

薪のこと

どんな木を、どんな方法で入手し、いつぐらいに割って、どう保管したら良いか、薪に関する基礎知識です。