2013.03.26 薪ストーブ革命戦争回顧録-ほのぼの松本市編-

薪ストーブ界のエルネストこと藤澤です。

春のそよかぜに誘われて、今年も悪魔がやってきました。
白いマスクで身を隠しながらも、違う違う、そうじゃ、そうじゃない。と自己暗示をかけています。

さて、松本市での火入れ式のレポートです。

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毎回火入れ式にて焚き方のご説明をさせていただくたびに、びっくりされるか感心されます。

「え?もう〇〇しちゃって良いんですか?」

とか、

「こんなに簡単に〇〇出来るんだ!?」

とか、



「まるで〇〇の〇〇みたい!!」とか・・・




話は変わって、薪ストーブをうまく使いこなすためには「3枚のお札」が必要です。

今回は、このブログを読んでいる方へ特別に3枚中1枚をこっそり教えちゃいます。

1枚目は「薪の乾燥」です。
最近では薪ストーブも普及してきて、「薪は乾燥が命」というのが常識になってきていますので、
「生木を焚いた方が火持ちする」という迷信は消えつつあります。

しかし、意外と人によって半年乾かせばOKとか最低2年は乾かせとか情報が錯乱しています。

こうゆうときは数字で丸め込めと学校で教わったので、薪の含水率に着目したいと思います。

理想の薪含水率は15%~18%です。

比較的湿気の多い日本ではこの数字にするためには2~3年乾燥が必要です。
ということは2~3年分の薪を保管しておく場所が必要になるのでこれではあまり現実的ではありませんね。

最近では煙突やストーブの性能が良くなってきているので、薪含水率が20%程度であれば標準の焚き方ができるようになっています。
春割った薪を半年間薪棚へ積んでおけば、だいたい20%程度の薪になるでしょう。
ただし、風通しや日当たりが良い場所が条件です。
薪棚の屋根はあってもなくても乾燥にはほぼ関係ありません。

これで1枚目のお札はあなたのもの。

そうしてこうして3枚のお札を揃えることができれば、煙突掃除は10年以上必要なく、薪の消費量も少なく、暖かい冬が手に入ります。

残りの2枚は、火入れ式のときにゆっくりとお話させて下さい。


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